3. 太ももの組み立て

3-1. パーツを用意する

 マニュアルのパーツリストを参照して、以下のパーツを用意します。

A:9,10
C:4,5
E:1,2,9
F:1,2,3,4
G:1,2




3-2. バリ、パーティングライン取り

 緑色の部分がバリ、矢印部分はバリではありません。

ディテールの復元

 このパーツはバリでギザギザ(*1)がつぶれているので、ギザギザを復元します。その際、裏側の復元作業も忘れないでください。
形状が分からない場合、接合するグレーの膝下パーツと合わせながら作業しましょう。

 下に削りだす手順を解説しましたので、参照してください。

(*1) 【画像:左】の右上の白い線と【画像:右】の右の白い線
復元手順
 ニッパーでバリを多めに残して切ります。

<補足>
 ニッパーは挟み込んで千切るので切断面がキレイではありません。少し多めにバリを残し、カッターでキレイに削りだします。

 【画像:左】 黄線→緑線→黄線→緑線と、交互に少しずつ削ります。一度に多く削ろうとすると、力が入りすぎで削りすぎの原因になります。

 【画像:右】 持ちやすく削りやすいように工夫しながら、ゆっくり丁寧に、怪我をしないよう注意してください。

バリの跡の白い線を消す

 バリを削ると、白い線などが残る場合があります。これは紙やすりで削ってモデリングワックスで仕上げるキレイになります。

※この段階ではモデリングワックスは使用しないでください。塗装が出来なくなってしまいます。全て完成してから気になる部分にだけワックスかけを行いましょう。

3-3. 塗装をする

 塗装箇所は3箇所です。
  1. グレーパーツのスミイレ → リアルタッチレッド1
  2. 赤いパーツのスミイレ → リアルタッチレッド1
  3. 白いパーツの一部 → ガンダムシルバー
 グレーと赤いパーツにリアルタッチレッド1でスミイレを行います。はみ出した場合は綿棒などで拭き取ります。

 白いパーツの突起部分をガンダムシルバーで塗ります。裏側は隠れる部分なので、完全に塗る必要はありません。

 はみ出した部分はカッターで削りましょう。

3-4. パーツの歪みを矯正する

 接着する前にかならずパーツの歪を確認してください。

 製作講座に使ったキットの場合、左太ももにパーツの歪みがあり、【画像:左】のようにパーツ同士の間に大きな隙間が出来てしまいました。

 矯正の手順は下記を参照してください。

 沸騰したお湯を別の容器に移し、30秒程度該当パーツを漬けます。

<補足>
 今回は左太もものみが歪んでいましたので、左太もものみお湯に漬けます。

 画像の様にパーツを押し付けて歪みを矯正します。一度でキレイに直せない場合はこの作業を2〜3回繰り返します。

 もしそれでも直らない場合は、パンツパーツも歪んでいますので、パンツパーツにも同じ工程を行ってください。

 矯正作業を行った結果、隙間がキレイになくなりました。

仮組みでバリの処理忘れなどもチェック

 太ももから下のパーツの歪みを確認すると【画像:左】の白いパーツが入りませんでした。これは【画像:右】の緑丸の部分にバリがあるのが原因です。

 この様なこともあるので、接着前には必ず仮り組みしましょう。

3-5. 組み立て

 パーツにはそれぞれ “L”,“R” の刻印があります。

 接着する際は、この刻印同士が向き合うようにパーツが組み合わさりますので、方向などを確認してください。

 太ももパーツに、明るいグレーのパーツ、白いパーツ、赤いパーツ、濃いグレーのパーツの順番で接着していきます。

 パンツパーツはこの段階では接着しません。膝下パーツをの歪みを矯正する際に邪魔になるからです。

 【画像:左】まで完成したらこの工程は終了です。

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