8. 服の組み立て
8-1. 用意するパーツ
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残りのパーツ全て |
8-2. バリを取る
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服のバリは裏から見ると分かりやすいです。 |
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緑色の部分もバリです。 |
左画像の緑色の部分と右画像の凸部分はバリではありません。
8-3. ピンバイスで穴を開ける
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この様に組み合わさるので、凸に対応する2mmの穴を開けましょう。 |
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穴の深さが充分足りていても隙間が出来てしまいますが、これはパーツ自体の歪みが原因ですのです。この歪みは後で修正するので、とりあえず穴だけ開けておきましょう。 |
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袖パーツにも2mm穴を開けます。
少し掘るだけですぐに貫通してしまうので、少し掘ったらパーツをあわせて確認、また掘るという作業を繰り返しましょう。 |
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袖の手首部分は1.5mmの穴を開けます。
袖よりもさらに慎重にやらないと、すぐに貫通してしまいます。角度、深さ、ともに充分注意してください。
もし失敗しそうで怖い場合は、このパーツには穴を開けなくてもかまいません。
次に解説しますが、凸部分も切断してしまい、袖パーツに接着してしまえば問題ありません。 |
上の工程が失敗しそうで怖いときには、袖の凸部分を切断してしまい、右画像のように白い袖パーツに瞬間接着剤で接着してしまいましょう。
その際、間違ったパーツを接着しないよう、必ず一度組立て確認してから接着してください。
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袖の手首部分にボタンパーツを止める1.5mmの穴を開けます。 |
襟にもリボンを付ける為の
2mmの穴を開けます。
また首のリボンのボタンは、裏側の形状が赤線のように一箇所だけ異なります。形状が違う部分が上になります。
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腰のリボンを付ける2mm穴を開けます。 |
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最後に左袖の桜のアクセサリーを付ける為の2mmの穴を開けます。 |
最後に靴にある桜のアクセサリーですが、これは穴を開ける必要はありません。桜の裏に両面テープを貼って貼り付けるだけでいいでしょう。そうすることで、ドールのコスチュームを着せる際に簡単に取り外しが出来て、外しても表面が綺麗なままです。
服も瞬間接着剤で止めるのではなく、服に両面テープを貼りその上からパーツを接着すれば、洋服を簡単に脱がせることが出来るようになります。
8-4. 歪みを修正
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両面テープで服を接着したところ、服同士の合わせ目に隙間が出来ていました。 |
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歪みを修正するために一度沸騰さえたお湯を容器に移し替え、15〜20秒程度つけておくと柔らかくなります。 |
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冷めないうちに形を整えましょう。その際、パーツ自体も暑くなっていますので、火傷には気を付けましょう。
また熱した後に、水などにつけて急速に冷やしてもひび割れなどは起きませんので、乾くのをゆっくり待つのが面倒な場合は水で冷やすのもいいかもしれません。
右画像は熱した後に歪みを修正したものです。撮影した角度が先ほどと違うので分かり辛いかも知れませんが、隙間は小さくなっています。 |
後は前パーツを組立てて完成です。
服は接着せず、服に両面テープを貼り接着するといいでしょう。
もし組み立てた後、バランスが悪くて自立しない場合は【8-4. 歪みを修正】と同じ手順で足首の角度を調整してください。
また、真鍮で補強した部分が抜き差しをしている間にゆるくなってしまった場合は、真鍮全体に瞬間接着剤を塗り、瞬間接着剤の厚みで真鍮を太くしましょう。一度でダメなら2度、3度やれば元通りきつくなるはずです。