7. デカールを貼る

7-1. 用意するパーツ

 用意するパーツ

 デカールは失敗したときの予備の為に余分に入っています。実際には全て使いません。

 服パーツにメタフィルムが貼ってありませんが、これは写真を見やすくするためです。必ずメタフィルムを貼った状態で作業を行ってください。

7-2. デカールを貼る

 デカールを切り分けます。画像は台紙と印刷面とをギリギリで切り分けていますが、少し大き目に切り分けてデカールだけをデザインナイフなど切る方法でもかまいません。

 まずは背中の大きなマークから貼ります。

 デザインナイフでマークの外側の円の縁に沿って切れ込みを入れてください。その際、縁から1mmぐらい余白があっても大丈夫です。また、台紙ごと切る必要はありません。デカールは想像以上に薄く、軽く刃を当てるだけで充分に切れます。

 さらに画像の赤線のように切れ込みを入れます。背中のパーツは段差があるので、全部で3面に分かれます。その面の大きさがちょうど「豊」の感じの縦線の部分の外側と同じになります。

 5〜10秒程度水につけます。あまり長い時間つけるとのりが流れ出してしまうので注意してください。

 ティッシュやタオル上に置いて水分を吸収させながら10〜15秒程度待ちます。その際、水分を拭き取る必要はありません。置くだけで充分です。

 ピンセットなどでつまんで目的の場所に貼ります。その際、指やビンセット等で押すとデカール破損する恐れがあるので、綿棒を水で濡らして軽く押し当ててください。

 次に、乾いた綿棒をデカールの上でクルクル転がしながら水分を拭き取りつつ、デカールの中に入った気泡を抜いていきます。


※写真を見やすくするためにあえて剥がしてありますが、本来はメタフィルムを貼った上から行う作業です。

 完成図です。
 画像では分かり辛いかもしれませんが、少しシワが出来てしまっています。これはパーツの湾曲が原因です。

 次はこれを修正します。

 シワの出来た付近の余白部分にカッターで切れ込みを入れます。その際、刃をスライドさせずに軽く押し当てるだけで充分切れます。最後に濡らした綿棒と乾いた綿棒を使いデカールを慣らしてください。

 これでシワも切れに消えたはずです。

 残りのデカールも同様に貼っていきます。

 背中以外のデカールは、大きいマークがパンツの正面、小さいマークがヒタイ、文字がお守りです。

 また、他のキャラクターの場合、デカールを貼った上から保護幕を塗りましたが、シマの場合はメタフィルムデカールの上に貼っているので保護幕が綺麗に塗れないので必要ありません。その代わり取り扱いには充分に気をつけてください。

7-3. 塗装をする

 ナックルの部分をプラモデル専用マーカーのシルバーで塗りましょう。

7-4. 完成

 以上で全ての加工作業は終わりです。後は組立てるだけですので、説明は省略させていただきます。

あとがき