13. あとがき

13-1. Ryuntaro 

如何でしたか?完成できましたでしょうか?
現在、フィギュアブームの影響で多くの方にフィギュアを好きになって頂けている中、フィギュアは完成品商品が多い中で消費の激しいものになっています。それに反して「組み立てキット」であるガレージキットは20年以上の歴史があるものの、衰退の一途をたどってます。
買って終わりの完成品フィギュアとは違って、ガレージキットは少し多くの時間を使って組み立ての工程を楽しむことで思い入れが多くなり、記憶に留めて頂けるフィギュアだと思ってます。
立体パズルとも言えると思います。ピースの多いパズル程、完成させた1枚の絵は忘れることはないでしょう。
ガレージキットの組み立てる工程を楽しむというのは、実際に1つ1つのパーツに触れて組み立てることでキットを立体としていろんな角度から認識できるということだと思います。そういった過程をふまえ完成させたガレージキットは、きっと完成商品フィギュアとは違った感動が得られ、永い間、記憶に留めて楽しんで頂けると思っています。

よく「PVC完成品化希望」のご意見を伺います。 
このキットは初心者の方、ガレキ未経験の方にガレージキットの「組み立てて飾る楽しさ」を知って頂くことを目的に、企画、製作したものですのであり、 それがカラーレジンを続ける理由ですので、 完成品としての販売は行いません。
イベントのみでの販売に限られますが、従来のガレキに比べ、はるかに組立易いので、
このキットで一人でも多くの方にガレージキットの魅力を知って頂けたらと切に願ってます。

最後に、今回このようなキットを作りたくなったのは、もちろんモンスターハンターにハマったことが原因です。
あんな3Dの敷居の高そうなゲームを 3Dゲームをほとんどやったことない自分が楽しく遊んでる事実に愕然としました。
原型作ることよりモンハンやってる方が自分にとって為になるんではないか?という錯覚で自分のやってる仕事が虚しくなるくらいの衝撃でした。
そこで今まで以上に、敷居が高く見えるガレキを程よいストレスと組みあがった達成感が得られるキットになるよう設計を見直しました。
「モンハン」の影響でモノ造りを出来たことに本当に感謝しております。
そんなゲームを作ってくださったCAPCOM様にこの場でお礼を申し上げます。


2008.5.21

13-2. オフィシャルリンク

 
MONSTER HUNTER|モンスターハンター 公式ポータルサイト

株式会社カプコン:CAPCOM WORLD JAPAN

りゅんりゅん亭